May 11, 2011

NSSJ Day002 Surround Field Recording at Kawaguchi Sengen Shrine, Mitsutouge and Lake Sai's Wild Bird Park. 河口浅間神社、三つ峠、西湖野鳥の森公園でサラウンドフィールドレコーディング


2011-05-06 (Fri) Minamitsuru, Yamanashi, Japan
毎回とても楽しみにしているフィールドレコーディング。今回は河口湖周辺を攻めるということで、初めて赴く場所なためかなり活性が高い。案の定前日の夜中に一時間毎に4度も目覚めるという破格の待遇だったが閉口した。

6:00 amに新宿駅で待ち合わせ中央線で大月まで行きそこからレンタカーで河口湖という道程。アラーキーさんによるとレンタカーがカクヤスだったので、電車で河口湖まで行くよりも大月で下車してそこから車で動いた方がCPが良かったとの事でした。率直に言って車移動に勝るものはないので、とても快適だった。アラーキーさん本当にありがとうございます。

参考までに経路を記しておくと、新宿(中央線特別快速)→高尾で中央線に乗り換えて→大月(中央線)まで。時間は1時間30分ぐらい。そこからレンタカーで現地まで30分ぐらい。

母の白滝から見る富士山が絶景過ぎて活性がヤバかった。河口湖から見る景色の中で最上級の部類に入ると思います。滝の近くに車を停め滝へと向かう。滝特有の水蒸気?とサウンドシャワーにとても心がリラックスした。来てよかったって思った。

重いバックパックを地面に置き、まずは滝周辺を写真を撮りまくると同時に滝の音響/音場をしらみつぶしにチェックする。滝の音場をチェックするときに大事なのは、あまり滝から至近距離の場所に長く居続けない事だ。長く居すぎてしまうと音圧に耳がバカになって適切な判断が下せなくなる。クラブみたいなもの。(細かい鳴りの変化がわからなくなる。)常時滝に接しているわけではないので、(音圧に慣れてない)ここには細心の注意を払った。


新調したSony PCM-D50を使ってみたが、ファーストインプレッションはブラボー!!素晴らしいです!!ハンディレコーダーの決定版ではないでしょうか。操作性も、音質も、ボディの耐久力も、バッテリーの持ちもどれも素晴らしく極めて完成度が高いと感じました。

一番気に入った点は今まで使用していたレコーダーは常にバッテリーの持ち具合に細心の注視を払わないとダメで、常に電池を替えるタイミングや電池を替えた時にレコーダーの日付とかも再設定しなきゃいけなかったんですが、そういう煩わしい事を意識しなくていい事が、こんなに録音に集中出来るとは思いもしませんでした。

何と言ってもストレスフリーだし(この言葉の響き大好きですw)、今までは電池の減りを意識してしまって野鳥が突発的に鳴いた場合でも、今回はレコーダー回さなくてもいいや。とセーブしたりしてたんですが、そんなことをいままで意識してたのが、とても馬鹿らしくなりましたよ。いやほんとに。

電池が減らないので、積極的に大胆に扱えるというのは気持ち的にとても大きいし、楽です。唯一ケチを付けたいのが、メディアはメモリースティックなので、高い事にいらだちました。

そういえば、ふと思ったんですがフィールドレコーディング機材として欲しいと思ったのがJEEP並のタイヤとチェーンを装備した屈強なカートが欲しいと思いました。電動だと尚良し。ラジコンみたく操作しながら登れば、疲れないし。山道もガンガン攻めていけるようなやつね。誰か作ってください。

滝と奇麗な沢の流れも収録したかったけど、いかんせん滝の音が何処言っても被ってくるので、むずかった。今回は母の白滝のハイキングコースをロケハンしてみたけど路が険し過ぎた。あまりいい音場の場所は見つからなかった。
2011-05-06(Fri) Minamitsuru, Yamanashi, Japan
Kawaguchi Waterfall 2 母の白滝 2
Recorder: Sony PCM-D50 (Wav96kHz24Bit)

あと、これまでのフィールドレコーディングのやり過ぎでひざが痛くなるようになってしまったので、今回から両ひざにサポーター装着して臨んだら、劇的な効果がありました。ひざは問題なくなりました。ポイントはサポーターをきつめに装着する事です。

しかし、今度は足首に負担がかかるようになってしまったので、両足首用のも準備しようと思います。そしたら完璧なはず。

今回は二部構成で臨んだので(午前中は母の白滝で収録で、午後は周辺をロケハン)、午後一で近くの浅間神社へ。ここはまじで上がる!ぶっとい木が沢山あって荘厳なムードが凄い。お薦めの場所です。居付きの鳥達(何種類も)が沢山いて、人間の近くで怖がる事なく活発に鳴いてました。ここは民家に囲まれてるから、早朝狙いの場所。釣りみたい(笑)。

三つ峠は期待感あった。野鳥が豊富なのががんがん伝わってくる。シーズン最盛期にはまた来たい。今回は時間帯や時期尚早もあってあまり活性は高くなかったけど。ただ懸念は観光ポイントなので、最盛期には人が多くて録音どころではなくなる気がしてます。。音場広めの場所で結構響いてる。檜原村の入り口付近に似てた。路はとても険しい。。。ハーコー。

野鳥の森公園は人間の近くで鳥が鳴いてる環境。えさ箱が至る所に置いてあった影響が強いかと。夕暮れ時に奥の方まで歩いてロケハンしたけど、森の中にはあまりいなそうな空気だった。閑散としている感じ。木々も密集してるが背が低めでいまいち外敵から身を守るには頼りない感じ。

野生のきじに遭遇しました。僕の目の前を横切って沢で和んでた。人間を全然怖がってなかった。間近で見るきじは美しく感動的でした。ずっと挙動を追ってたけど、鳴かなかったのは残念だった。

Memo :
ロケハンは足で稼ぐしかないですね。回数を重ねるしかない。
標高の高い所の野鳥の生態いまだ謎。
足首もサポート必要。
Sony PCM-D50最高。TASCAM DR-680もいいよ。Roland R-44は5.1ch収録だと二台必要だけどTASCAM DR-680は一台でOKなのがフィールドレコーディングにはとても価値が高い。
オフラインロケハンはし過ぎるとドツボにハマる。サイトを横断し尽くすんだけど、記述してある内容はほぼ一緒だからざっくりでいいと思う。さもないと時間をめちゃくちゃ奪われる。
今年は例年より一週間程梅雨入り早いとの事! 富士五湖周辺を探求する価値あり!!

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野鳥を録る - 野鳥録音の方法と楽しみ方 by 松田道生
探鳥地図館 首都圏

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